サムゲタン
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サムゲタン | |
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ローマ字転写 | Samgyetang |
ハングル表記 | 삼계탕 |
韓国での漢字表記 | 參鷄湯 |
片仮名転写 | サムゲタン |
若鶏、もしくは丸ごとの鶏の腹を割いて、その中にもち米、栗、干しナツメ、高麗人参、松の実など、薬膳料理の食材としてよく知られたものを詰め合わせた後,それを長時間煮込む。煮込みに用いた器に入った状態の熱いままで供される。よく煮込まれているため肉がほぐれ、スプーンだけで食べることができるほどである。
ごく薄い味付けのため、別に用意された食塩やキムチ、コチュジャンなどを使って自分で味を整えて食べる。
夏バテ、滋養強壮などの薬効があるといわれるスープで、それだけでも食べることができるし、フランス料理のフォン・ド・ヴォーのように、米飯や麺などその他の食材を加えて、さらに新しいメニューにしつらえたりといった応用の利く基本料理でもある。
熱いスープ料理であるが、夏の料理として知られる。ちょうど日本の土用の丑の日におけるウナギのように三伏の日に食べると健康によいとされる。このため夏の間だけ提供する食堂が多いが、専門店では一年中食べることができる。