下越地方
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下越地方のデータ | ||
国 | 日本 | |
地方 | 中部地方、北陸地方、東北地方 | |
面積 | 5,802.71km² | |
総人口 | 1,641,940人 (2005年3月31日) |
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※南蒲原郡のうち、見附市以南を除く。 |
下越地方(かえつちほう)とは、北陸地方の一角で、新潟県北部を指す。中心地は新潟市。
新潟県の本州部分にあたる越後国は、かつて上方に近いほうから上越後(かみえちご)、中越後(なかえちご)、下越後(しもえちご)と呼ばれていた。そのうち、「下越後」を略した「下越」という名称が、新潟県の地方名として用いられるようになった。
目次 |
[編集] 概要
令制国の越後国のうち、蒲原郡の大半と、岩船郡の全域に当たる。現在の郡では、北蒲原郡、西蒲原郡、東蒲原郡、岩船郡の全域と、南蒲原郡の一部に当たる。
西を日本海に、東を越後山脈に、北を鼠ヶ関に、南を弥彦山に挟まれた地方である。又、交通網では南に国道8号が、北に国道7号が、東に国道49号が通っている。このため、北陸地方の一角ではあるが、東北地方とも密接な関係にあり、場合によっては東北地方として扱われる事も有る。実際に、電力会社では新潟県全域が東北電力のエリアとなっており、東北地方である庄内地方や会津地方との交流関係も深い。
[編集] 自然地理
[編集] 自治体
下越地方には基本的に以下の7市6町5村が含まれる。
上記の市町村は気象庁の気象警報・注意報の発表区域などにおける一般的な区分である。しかし新潟県は各地方の境界が明確に定められていない。そのため、下越地方においても隣接する中越地方との境界付近にある県央地域において境界が変動する事が多い。 中越地方と隣接する下越地方の県央地域(燕市、西蒲原郡弥彦村)が中越地方に含まれる場合があり、逆に中越地方の県央地域(三条市、加茂市、南蒲原郡田上町)が下越地方に属する場合もある。
[編集] 交通
[編集] 広域移動
この地方の中心都市である新潟市からの交通網が発達しており、新潟市は交通都市としても知られる。
山形県庄内地方や秋田市へは、羽越本線特急「いなほ」や国道7号で結ばれており、現在では日本海東北自動車道が青森市方面に向けて建設中である。
又、福島県(会津地方、中通り、浜通り)へは、磐越西線・磐越自動車道・国道49号が連絡線として機能している。磐越道を経由する新潟~会津若松の高速バスでは、県外線では唯一予約が不要で、県内高速バスカードが使用可能である。
上越新幹線や関越自動車道が1980年代に開通したことにより、高崎市や東京都区部との繋がりも増した。
[編集] 地方内移動
新潟~村上、新潟~新発田間の移動は、羽越本線・白新線、国道7号新潟バイパス、新新バイパス、新発田バイパス、中条黒川バイパス、村上バイパスなどが便利である。新潟~五泉、新潟~津川間は、磐越自動車道や磐越西線が便利である。また、国道460号が、新潟市を取り囲むように周辺市町村を結んでいる。
[編集] 鉄道
全線がJR東日本新潟支社による管轄となっている。又、信越本線の東三条駅以北、弥彦線、白新線の全線、及び羽越本線の新津駅~新発田駅までの区間は新潟近郊区間に指定されている(但し、上越新幹線の燕三条駅~新潟駅間は含まれない)。
[編集] 廃線
[編集] 道路
- 自動車専用道路及びそれに準じる高規格道路
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[編集] 道の駅
[編集] 関連項目
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