名探偵コナン 天国へのカウントダウン
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名探偵コナン映画作品 | ||
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通番 | 題名 | 公開年 |
第1作 | 時計じかけの摩天楼 | 1997年 |
第2作 | 14番目の標的 | 1998年 |
第3作 | 世紀末の魔術師 | 1999年 |
第4作 | 瞳の中の暗殺者 | 2000年 |
第5作 | 天国へのカウントダウン | 2001年 |
第6作 | ベイカー街の亡霊 | 2002年 |
第7作 | 迷宮の十字路 | 2003年 |
第8作 | 銀翼の奇術師 | 2004年 |
第9作 | 水平線上の陰謀 | 2005年 |
第10作 | 探偵たちの鎮魂歌 | 2006年 |
『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』(めいたんていコナン てんごくへのカウントダウン)は、2001年4月21日に公開された、劇場版「名探偵コナン」シリーズの第5作。興行収入は29億円。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] あらすじ
西多摩市に新しくできたツインタワービルを訪れた少年探偵団。しかしそこにはジンの愛車ポルシェ356Aが待ち受けていた。奴らはいったい何をしに来たのか訝るコナンだが、タワーの建造にかかわった人物が相次いで殺害される事件が発生。タワーオープンパーティに来ていたコナン達は、組織によって仕掛けられた爆発に遭遇する。辛くも脱出するも、少年探偵団がいない!!
[編集] 概要
- 黒の組織が深く関わるストーリー。
- アトラクションの一つに、自分の未来の顔を予想して映す機械があり、少年探偵団と園子の未来の顔が描かれた。これは蘭も行ったが、劇中では結果が映されず、小五郎曰く若い時の妻(妃英理)にソックリらしい。阿笠博士の顔は全然変わってなかった。
- 上記の機械はコナンと灰原も行ったが、機械がエラーを起こして事なきを得た。(灰原は自分達の未来が無い事の暗示ではないかと皮肉。)
- 本映画の主題歌はテレビ本編のEDとしても使われた。
- ちなみに、本映画に出てくる風間英彦は「時計じかけの摩天楼」の森谷帝二の弟子である。
- この映画から劇場版独自のストーリー路線がほぼ定着し、原作やレギュラーアニメからは一線離れた「パラレルワールド」的なストーリーや設定が随所で付加されていく。このために劇場版と原作では大きく矛盾が生じることになってしまう。但し、これはアニメ映画のお約束ともいえることであり、ドラえもんなどの一部作品を除けばドラゴンボールをはじめとして劇場映画版はほぼパラレルワールドとして製作されていることが多い。
- 2006年の映画『名探偵コナン』リクエスト企画で第1位(得票数15892票)になり10月2日に放送。
- 一部のWebサイト等で例のツインタワー事件を参考にしたのではないかとあるが、例の事件よりこの映画の公開のほうが先である。また、この作品に登場するビルはワールドトレードセンターをモチーフにしたものではない。(東京ムービーのWebサイトより)
- 終盤の演出は、タワーリング・インフェルノ(ビルの延焼状況など)やダイ・ハード(蘭とコナンが飛び降りるシーン)の影響を受けており、話題になった。
- 終盤では加速度運動などの数式が登場し、子供には分かりにくい内容が一部入っている。
[編集] 登場人物
- 江戸川コナン:高山みなみ
- 毛利蘭:山崎和佳奈
- 毛利小五郎:神谷明
- 工藤新一:山口勝平
- 鈴木園子:松井菜桜子
- 小嶋元太:高木渉
- 円谷光彦:大谷育江
- 吉田歩美:岩居由希子
- 灰原哀:林原めぐみ
- 阿笠博士:緒方賢一
- 目暮警部:茶風林
- 白鳥警部:井上和彦
- 高木刑事:高木渉
- 千葉刑事:千葉一伸
- トメさん:中嶋聡彦
- ジン:堀之紀
- ウォッカ:立木文彦
- 宮野明美:玉川紗己子
(以上の人物については、名探偵コナンの登場人物を参照)
[編集] スタッフ
[編集] 主題歌
- 「always (倉木麻衣)|always」