天塩町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
|
天塩町(てしおちょう)は、北海道北部の西海岸に位置する町。北海道内第2位の長さで北海道遺産の大河、天塩川の河口に位置する。北海道らしい大ぶりなシジミの産地として有名。 町名の由来は、アイヌ語の「テシュ」(簗、やな)から。
現在では内陸部を中心に至る所に道路や集落の跡地がある。
港近くには煉瓦や石造りの倉庫に転用された明治期の支店がいくつかある。
目次 |
[編集] 地理
留萌支庁北部に位置する。天塩川河口に位置し、この地域に集落が発展している。
- 山:
- 河川: 天塩川
- 湖沼: 鏡沼
[編集] 隣接している自治体
[編集] 沿革
北海道第2の大河、天塩川の河口に位置し、また河口部からサロベツ原野にかけて長く発達した砂嘴によって形成された天然の防波堤により、非常に良港であったこともあり、明治期には同川の流域の森林から切り出した木材の集積地として、また郡役場、警察、営林署などの各行政施設が置かれ、道北の中核都市として大いに栄えた。
河口に位置する市街地には材木問屋の支店が居並び、北隣の幌延町問寒別地区での森林鉄道を使っての木材の伐採、天北炭田、また河口でのシジミ、中流域でのチョウザメ、日本海でのニシンの漁獲など、産業が栄えた面影を中心部に残している。
[編集] 経済
主要産業は漁業、酪農。 シジミの漁獲量は北海道一を誇る。
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 教育
- 道立高等学校
- 中学校
- 天塩
- 小学校
- 天塩、更岸、北産士(きたうぶし)
- 小中学校
- 啓徳
このほか、北海道大学演習林が置かれる。
[編集] 交通
[編集] 空港
町内に空港はないが、 稚内空港からバスで1時間弱と非常にアクセスがよい。
[編集] 道路
- 一般国道
- 都道府県道
- 北海道道106号稚内天塩線
- 北海道道256号豊富遠別線
- 北海道道302号雄信内停車場線
- 北海道道395号問寒別停車場下国府線
- 北海道道484号天塩港線
- 北海道道551号円山天塩停車場線
- 北海道道855号六志内西雄信内線
- 道の駅
- てしお
[編集] バス
沿岸バス、みやび観光バスが運行。
[編集] 鉄道
町内に鉄道はない。 廃止路線として羽幌線があった。
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 鏡沼海浜公園
- てしお温泉夕映(宿泊施設有)
- 天塩川歴史資料館
- 川口遺跡風景林
- 北川口展望台
- 鏡沼しじみまつり(7月)
- 厳島神社祭(7月16~18日)
- てしお川港まつり(8月中旬・花火の打上など)
- てしお秋の味まつり(9月)