小坂井駅
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小坂井駅(こざかいえき)は、愛知県宝飯郡小坂井町大字小坂井にある東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である。
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[編集] 駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅。無人駅である。かつては、有人駅で業務委託駅であった。木造駅舎であったが、今はコンクリート製の駅舎になっている。
また、飯田線と名鉄名古屋本線が、施設上分岐する通称・平井信号場は、本駅構内の扱いである。
[編集] 駅周辺
- 小坂井町役場
- 小坂井東小学校
- 愛知県立小坂井高等学校
- 菟足神社(うたりじんじゃ)
- 五社稲荷
- 豊川放水路
- 国道1号
- 国道151号
[編集] 歴史
かつて、この駅まで名鉄名古屋本線の伊奈駅から分岐する小坂井支線が延びていた。小坂井支線は、1926年に名古屋鉄道(名鉄)の前身である愛知電気鉄道によって豊橋線として開業。豊川鉄道豊川駅まで直通運転を開始するとともに、小坂井駅は豊橋方面との乗換駅となった。翌年、愛知電気鉄道が豊橋乗り入れを果たすと、伊奈~小坂井間は小坂井支線となるが、引き続き豊川鉄道との連絡線としての役割を担った。しかし、小坂井支線は1954年に名鉄豊川線が全通したため廃止された。
- 1898年(明治31年)3月13日 開業。豊川鉄道によって建設された。
- 1926年(大正15年)4月1日 愛知電気鉄道豊橋線が小坂井駅まで開業。豊川駅まで乗り入れ開始。
- 1927年(昭和2年)6月1日 愛知電気鉄道豊橋線 伊奈信号所~吉田(現在の豊橋)間開業に伴い、伊奈信号所~小坂井間が小坂井支線となる。
- 1943年(昭和18年)8月1日 国有化。
- 1954年(昭和29年)12月25日 名鉄小坂井支線廃止。
- 1963年(昭和38年)12月17日 平井信号場を構内に併合。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道に継承。
- 1992年(平成4年)2月1日 夜間無人化。
- 1999年(平成11年)3月1日 終日無人化。
- 2002年(平成14年) 新駅舎完成。