藤田宗一

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この項目では千葉ロッテマリーンズの投手について説明しています。
国鉄スワローズの元選手・監督については藤田宗一 (国鉄)をご覧ください。

藤田宗一（ふじたそういち、 1972年 10月17日 - ）は、京都府八幡市出身の千葉ロッテマリーンズに所属するプロ野球選手である。ポジションは投手。左投げ左打ち。175cm、80Kg。背番号は12番。ひげが特徴的。主な球種は直球とスライダー。ほぼこの二球種のみであるが、まれにカーブ、シュートも投げる。

長崎県の島原中央高から西濃運輸を経て、1997年にドラフト3位で千葉ロッテに入団。1年目からリリーフ投手として活躍し、入団から5年連続で50試合以上に登板した。これは秋山登の9年連続に次ぐ記録となった（現在は岩瀬仁紀の7年連続（継続中）に次いで3位の記録）。

社会人時代に肩を壊し、リハビリ生活を余儀なくされた経験が故障しない頑丈な体を作っている。その成果もあり、2005年シーズンも45試合に登板。リーグを代表する鉄腕左腕である。

薮田安彦投手と共に、抑えの小林雅英投手につなぐ中継ぎを担う。ちなみに、プロに入って先発登板したことは未だにないため「中継ぎのスペシャリスト」とよく言われる。薮田、藤田から小林に繋ぐリレーはロッテの“勝利の方程式”であり、一部メディアからは阪神の勝利の方程式「JFK」を捩って「YFK」と名付けられた。

武器であるスライダーは「伝家の宝刀」とも言われ、左打者にとってはかなりの難敵である。また牽制も上手い。

[編集] 経歴

1997年　ドラフト3位で入団。
1998年　 4月4日近鉄戦で初登板。5月4日西武戦で初勝利。
1999年　65試合登板でリーグ最多試合登板。
2000年　70試合登板で2年連続最多試合登板。最多ホールドのタイトルを獲得。
2001年　オールスターに初出場。
2003年　28試合の出場にとどまり、6年連続50試合以上登板を逃す。
2004年　4年ぶりの勝利を挙げるなど62試合に登板。

[編集] エピソード

QUEENの「WE WILL ROCK YOU」が登場するときのテーマ曲。
2006 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表の優勝メンバーである。
家族は妻と子供が１男２女。

[編集] 通算成績（2006年シーズン終了時）

	チーム	背番号	試合	勝利	敗北	セーブ	勝率	投球回数	奪三振	自責点	防御率	ホールドポイント
1998	千葉ロッテ	12	56	6	4	7	.600	66 1/3	54	16	2.17
1999			65	3	1	0	.750	61 1/3	57	22	3.23
2000			70	2	1	0	.667	59	46	28	4.27
2001			60	0	1	0	.000	30 2/3	24	16	4.70
2002			50	0	2	0	.000	23 1/3	16	10	3.86
2003			28	0	1	0	.000	18 2/3	17	9	4.34
2004			62	1	1	0	.500	44	35	22	4.50
2005			45	1	4	0	.200	38 2/3	31	11	2.56	25
2006			56	4	3	0	.571	40 2/3	35	16	3.54	27
計			492	17	18	0	.486	382 2/3	315	150	3.53	52