高砂部屋
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1986年5月、部屋経営を断念した元前頭・大飛の大山部屋を吸収。1988年10月には5代目が急逝したため、元小結・富士錦の尾上親方が6代目を襲名し髙砂部屋を継承した。6代目が定年退職を控えた2002年2月、元大関朝潮の若松部屋と合併。前年には明治から続いた幕内力士が不在になるという事態にも陥った髙砂部屋は横綱朝青龍を筆頭に個性的な関取力士を抱える大部屋である。
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[編集] 歴代の親方
- 初代 髙砂浦五郎(元前頭・千葉)
- 2代 髙見山宗五郎(元関脇・千葉)
- 3代 朝潮太郎 (2代)(元大関・愛媛)
- 4代 前田山英五郎(元横綱・愛媛)
- 5代 朝潮太郎 (3代)(元横綱・鹿児島)
- 6代 冨士錦章(元小結・山梨)
- 7代 朝潮太郎 (4代)(元大関・高知)
初代は改正組を組織して江戸・相撲会所に対抗し、角界の改革を求めた。江戸に帰参後は、もともと江戸相撲にあった「高砂」という名跡と重複する形となり、旧・高砂が「高島」に改名。新・高砂は名前の方は代々の通り名として「浦五郎」を名乗ることになった。2代から現在の髙砂親方は、初代髙砂親方の名の『浦五郎』を継承している。(富士錦の6代目親方は襲名直後の1988年11月場所は、「髙砂 彰伸」(-あきのぶ)と名乗ったが1場所で髙砂浦五郎に改名している。)
[編集] 所属年寄
[編集] 現役の関取経験力士
[編集] 横綱・大関
- 横綱
- 大関
[編集] 幕内力士
- 関脇
- 小結
- 平幕
- 朝岡勲(兵庫)
- 朝ノ海正清(鹿児島)
- 東錦栄三郎(東京)
- 愛宕山武司(愛媛)
- 及川煌久(岩手)(入門は尾上部屋)
- 栗家山惠三(北海道)(佐ノ山部屋に移籍)
- 嶋錦博(大阪・元八角)(入門は芝田山部屋)
- 髙錦昭應(熊本)
- 藤田山忠義(福岡)(入門は片男波部屋)
- 前ヶ潮春夫(岐阜)
- 白田山秀敏(熊本・現谷川)
- 朝嵐大三郎(大阪・現振分)
- 前ノ山政三(愛媛)
- 朝乃翔嚆矢(神奈川・現関ノ戸)(若松部屋時代に引退)
- 朝乃若武彦(愛知・現若松)(入門時は若松部屋)
- 南海龍太郎(西サモア)
[編集] 髙砂部屋の幕内優勝力士
- 前田山英五郎
- 東富士欽壹
- 朝潮太郎(3代)
- 朝潮太郎(4代)
- 朝青龍明徳
- 小錦八十吉
- 髙見山大五郎
- 水戸泉政人
[編集] 行司
- 33代木村庄之助(青森)
[編集] その他
2006年にはスピードスケートの今井裕介のスポンサーとして話題となった。