JR四国5000系電車
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JR四国5000系電車 | |
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JR四国5000系電車(讃岐府中駅) | |
起動加速度 | 2.5km/h/s |
営業最高速度 | 130km/h |
設計最高速度 | 130km/h |
減速度 | 4.3km/h/s(通常) 5.2km/h/s(非常) |
編成定員 | 143(立席)+206(座席)=349人 |
全長 | 20100(20000,5100形は20860)mm |
全幅 | 2950mm |
全高 | 3640(5100形は4070)mm |
編成重量 | 109.4t |
軌間 | 1067mm |
電気方式 | 直流1500V |
駆動装置 | かご形誘導電動機 |
編成出力 | 220kW×4=880 |
制御装置 | PWMVVVFインバータ制御 |
ブレーキ方式 | 回生ブレーキ |
保安装置 | ATS-SS、列車防護無線装置 |
備考 |
5000系電車(5000けいでんしゃ)は、四国旅客鉄道(JR四国)の直流近郊形電車。
目次 |
[編集] 概要
2003年(平成15年)に本四備讃線(瀬戸大橋線)の快速「マリンライナー」の輸送改善を目的とし、これまで使用していた213系を置き換えるために新製された。川崎重工業(5000形、5200形)及び東急車輛製造(5100形)でM編成3両編成6本(18両)が製作され、通常は同時に投入された西日本旅客鉄道(JR西日本)の223系5000番台P編成2両編成7本(14両)とともに運用されている(運用については後述)。なお、川崎重工業・東急車輛製造とも本系列までJR四国とは取引がなかった。
編成は、高松側から 5100形(Thswc) - 5200形(T) - 5000形(Mc) の1M2Tで、通常は岡山寄りに223系5000番台の2両編成を併結した5両編成で運転される。そのため、システム的にも223系5000番台の母体となった223系2000番台と同一で、VVVFインバータ制御(東芝製)を採用している。JR四国はJR化後に新製した車両に配置区所の略号を書かない方針だが、本系列は223系5000番台との関係で配置区所である高松運転所の略号「四カマ」の表記がある。ベース車両の違いから、5100形は車体側面にJR東日本仕様で、5000・5200形は妻面にJR西日本仕様で書かれている。
瀬戸大橋線のみを走行するマリンライナー専用車のため、狭小トンネルがある予讃線観音寺駅以西への乗り入れは考慮されていない。JR四国の電車で唯一、同区間に入れない系列である。
[編集] 特徴
平屋建て車の223系2000番台との形態上の差は、運転台が幌で常時貫通できる構造とされ、先頭部の形状が若干変更されたのと、側窓の非常時の換気用内開き窓が廃され、223系1000番台とほぼ同一の構造となった程度で(これは瀬戸大橋からの眺望性を考慮したものと見られる)、カラーリングもアーバンネットワークで使用されているものと同一である。223系5000番台との差も車体に貼付されたJRマークの色(コーポレートカラー)くらいでしかない。座席についても223系2000番台とほぼ同じ転換式クロスシートと収容式座席が設置されている。
本系列を特徴づける高松方の先頭車5100形は、2階をグリーン席、1階を普通席(いずれも指定席)としたダブルデッカーで、JR西日本の223系2000番台を基本とした平屋建て車と異なり、東日本旅客鉄道(JR東日本)のE217系のグリーン車を基本としてそれに運転台を付加した形となっている。運転台側の連結器は5101のみ電気連結器が付いているが、それ以外は密着連結器のみである。また、高松寄り運転台後部には平屋席のパノラマシート1列4席(グリーン指定席)、岡山寄り車端部には車椅子対応の普通指定席2席やトイレも設置されているなど、多様なニーズに対応している。なお、高松寄りのデッキはグリーン車の一部とみなされ、ここでの立席乗車はグリーン料金が発生する。
カラーリングも他車と全く異なる独自のものとなっており、5101~5103は青系、5104~5106は赤系とされ、各車に岡山県の民話「桃太郎」にちなんだ3種のエンブレム(「桃太郎とイヌ」(5101,5104)・「桃太郎とサル」(5102,5105)・「桃太郎とキジ」(5103,5106))が描かれている。なおこの5100形は、2004年度の経済産業省グッドデザイン賞および鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞している。両賞の受賞は、JR四国の発足以来初である。
[編集] 運用
全車両がJR四国の高松運転所に配置され、基本的に223系5000番台(岡山電車区電車センター配置)とともに5両編成で快速「マリンライナー」として運用されている。早朝、深夜の一部列車はP編成のみの2両編成やM編成のみの3両編成、また朝ラッシュ時にはM編成1編成とP編成2編成による7両編成(3両+2両+2両)での運用もある。また年末年始や大型連休と盆休等の多客期には、多客増結として、終日に渡ってM編成1編成とP編成2編成による7両編成(3両+2両+2両)での運用もあったほか、5101を中間に連結してM編成2編成とP編成1編成による8両編成(3両+2両+3両)での運用もあった。
[編集] 関連項目・外部リンク
- JR四国の在来線車両 (■国鉄引継車を含む全一覧 / ■カテゴリ) ■Template ■ノート
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